デジタルVSアナログ

今回のヘビー級タイトルマッチはデジタルのミルコVSアナログのヒョードルである。体からも分かるように最新のトレーニングで鍛え続けてきたミルコと一見中年のおっさん体系だがうっすら脂肪に隠れた筋肉を持つヒョードル

1R、あきらかにミルコが緊張しているのが分かる。背中、肩に力が入りすぎている。対するヒョードルは冷静、自然体。威圧感が凄い。ミルコは引き腰で上手く攻めれない。打撃も手打ち。途中左ストレートが入ってヒョードルがぐらつくが、そこからの攻めがまずかった。連打はするもののあせりすぎてほとんどが手打ち。ヒョードルは鼻血を出すも実質的なダメージは少なかったと思われる。伝家の宝刀左ハイも不発。

2R、スタミナ切れであきらかに動きが悪くなったミルコ。それを見てボディで攻めるヒョードル。動きが物凄く早い。ここら辺で、ミルコの負けだなと思った。

3R、ミルコ防戦一方。何も手が出せない。一方脅威のスタミナを持つヒョードルは攻め続け勝利を確定する。

正直、ここまで実力差があるとは思わなかったが1Rミルコにも勝機はあった。敗因はスタミナ不足だろう。思えばミルコの試合は短期決戦が多かった。無冠の帝王が冠を手にすることはできるのだろうか。